2010年3月アーカイブ

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 本品はグラウベル石の仮晶で方解石ですが、この表面にある緑色は人工的に硫酸銅に浸して変化させたものです。

産地 アメリカ Arizona産

鉱物の確認と分析

 鉱物名(学術名)は国際鉱物学連合(The International Mineralogical Association)によって審査管理されています。つまりここに登録されていない名前は正式な鉱物名ではありません。そして鉱物の名前は主に、その鉱物固有の化学組成と結晶構造によって定義づけられています。ただ鉱物には多形(同じ成分で結晶構造が異なる)や固溶体(同じ結晶構造で成分比が異なる)などがあり、さらに微小の場合や、結晶(自形)の形がない場合など肉眼での判断が困難な場合も多々あります。その場合はやはり成分や結晶構造を調べないと鉱物種を確認することができません。また自然環境で結晶した鉱物は人間が定義する、その鉱物の理論値にあてはまらないことも多く、そのバリエーションを知るうえでも検査は欠かせません。当社では科学的な分析の必要性を設立当初から訴え、鉱物・宝石の両業界の中でも一早く分析機器を導入し、鉱物種の確認をおこなってきました。

 現在、石ブームの急速な拡大で大量の標本が流通しておりますが、残念ながら不適切な名称や間違いも多くみられます。鉱物科学研究所としてはより正確な鉱物コレクションの普及のため、この度検査料金を大幅に見直すことにしました。これを機に多くの方が科学的な面から鉱物標本に興味を持っていただければ幸いです。

エネルギー分散型蛍光X線分析(要予約)

含まれる元素とその比率(重量%・モル%)から鉱物種を確認できます。
非破壊、非処理で検査ができるため、大事な標本を壊す必要がありません。

検査料金 ¥2,500/1データにつき
ご来店の場合は30分程で検査できます(要予約)。

鉱物種照合 ¥2,000~



粉末X線回折(要予約)

結晶構造から鉱物種を確認できます。
試料には少量の粉末が必要なため、標本を欠いて粉にする必要があります。

検査料金 ¥5,000

粉末作製 ¥1,000

鉱物種照合 ¥3,000~


注意) 
鉱物が混在している場合や形状等により検査できない場合がありますので、先ずはお問い合せ下さい。




スカパー! サイエンスチャンネル(773)にて
3月25日(木)10:55~ & 22:55~ #1 水晶~氷の化石?
3月26日(金)10:55~ & 22:55~ #2 蛍石~フッ素の力

12本制作されていますが、3以降の放送は残念ながらまだ未定です。
サイエンスチャンネル → ミネラルギャラリー

本日4日目ですが、新着品まだまだ追加中です。

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イリノイの蛍石をスライスした模様の美しい標本(ラッカーコーティング)です。

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レインボーガーネット 母岩付き未研磨結晶

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レインボーガーネット 母岩付き未研磨結晶

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水晶 マダガスカル

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ポリリチア雲母 セラン石を伴う カナダ産 

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巻貝化石中のアナパ石 ウクライナ産

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異極鉱 ミメット鉱を伴う メキシコ産

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菱マンガン鉱 ペルー産

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山サンゴ(あられ石) メキシコ産

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ロンドン石 マダガスカル産  成分分析データ付き

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方解石 アメリカ産

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サンストーン(ラブラドライト自然銅インクルージョン) アメリカ産

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オーケン石 インド産

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アホー石入り水晶 南アフリカ産

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隕石も普通コンドライトからタイプEやタイプC、エコンドライトなど各種在庫があります。

マクロ

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ナミビアの紫水晶
マクロで撮影したところネガティブクリスタル(中央)と気泡(左下)がきれいに写りました。ツーソソン新着品の一つです。