2011年1月アーカイブ

2011 Tucson Show News No.6

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赤銅鉱 ロシア産
1年ほど前から出始めた品なのですが、この新しい赤銅鉱は8面体の完全結晶で大きさも数cm大あるとても立派な結晶です。ただ価格は1cm程度でも数百ドルというものでいつも見送っていました。今回やっと完晶(接触部あり)ではない手頃な結晶をなんとか数点見つけ手に入れました。




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オパール アメリカ Oregon産
オパールと言えば遊色ですが、このオレゴンのオパールは乳白色で透明なのが特徴です。カービング用の素材として人気があり、数cm大の塊になると結構高価です。今回は標本用としては安価な破片を集めてみました。





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水晶 インド産
ある紫水晶の箱売り(30点)の中に一つだけこの紫の山入りを見つけ、この1点がどうしてもほしくて箱ごと買いました...




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キノ石 アメリカ Arizona産
アリゾナ州には無数の銅鉱山があり、銅の2次鉱物の一大産地で、新鉱物が約80種ほども発見されています。このキノ石はツーソン市のすぐ近くの鉱山で1970年に発見されています。世界的には産地が限られているとても珍しい鉱物です。




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コベリン アメリカ Montana産
ブルーメタリックが特徴の銅の硫化鉱物です。マッシブで美しい標本は意外と少ないですが、まとまった量を入手できました。

2011 Tucson Show News No.5

まだのんびりしている業者もいますが、会場はほぼフルオープンでだいぶ賑やかになりました。そして今日も快晴です。

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水晶の結晶です...ハーキマーダイモンドのような形をしていますが、実はこれロシア製の合成結晶です。よく見ると種板の針金があります。合成水晶はコンピューター等の電子機器の振動体やカメラ等の光学レンズなどに使用されていており、これがなくては今の世の中なりたたなくなっています。ふつうの合成品は効率を考えてc面が大きく出た細長い文鎮のような形をしていますが、この写真の品は水晶の理想的な形に作られています。ロシア製。



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ダトー石 ロシア Dal'negorsk産
ダトー石の標本はあるようで、なかなか良いものがなくていつも探します。今日はお勧めできる標準的な結晶をまとめて手に入れることができました。ところでロシアでも有数の鉱山地区であるDal'negorskがどこにあるかというと、実は日本海を挟んだ反対側にあります。ロシアの首都モスクワからみたら地の果てなのですが、北海道から約300kmと数時間で行けてしまうような距離です...



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含クロムアメス石 ロシア Ural産
太陽光だと青く,白熱灯だと紫にカラーチェンジします。意外と高価なのでいつも見送っているのですが、今回は手頃なのがありました。この産地は灰クロムざくろ石(ウバロバイト)が有名ですが、母岩はクロム鉄鉱だし、他にもシュイスク石や含クロムチタン石など、みなクロムの影響を受けています。



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キンバレー岩 カナダ産
ボーリングコアをスライスしてある標本です。以前はダイアモンドの標本はおろか母岩のキンバレー岩さえも手に入れのは企業が解放していなかったので困難でした。それが今ではずいぶん手軽に手に入るようになりました。

2011 Tucson Show News No.4

今日も快晴で、日中はTシャツ1枚で十分です。ツーソンはアメリカの避寒リゾート地にもなっており、砂漠の乾燥した空気と暖かい太陽はとても気持ちがよいです。


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藍銅鉱 オーストラリア産
泥岩に円盤状の藍銅鉱が入っているとても鮮やかな標本です。この標本は常に流通しているわけではないのですが、今回はまとまった産出があったようです。前回がいつだったか思い出せないくらい久しぶりの入手です。

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紅亜鉛鉱・フランクリン鉄鉱 アメリカ New Jersey, Sterling鉱山産
紅亜鉛鉱(ジンカイト)という名前は知ってても、実物を見たことがない人は多いと思います。世界的に希な鉱物で、本鉱山も閉山のため入手できないでいたのだすが、最近ストックの放出があったようでまとまった量を手に入れることができました。

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ダイアモンド ブラジル産
標本として流通している、この礫岩中のダイアモンドはダイアの質がよくないものがほとんどですが、本標本はインクリュージョンがあるものの、透明度、艶、形の良い標本です。

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水晶 ペルー産

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ベニト石 アメリカ California, San Benito, Gem鉱山
20年前まだ鉱山が稼業していた時のものだそうです。宝石的ではありませんが、ベニト石の結晶の形が良くわかる完晶です。

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黄鉄鉱 スペイン産
連結タイプの大型品で結晶の造形が素晴らしい標本です。この連結結晶は採掘時にショックでバラバラになってしまうので、結晶を元通りに接着してあります。これは仕方のない事なので許されています。ちなみにニューヨークのハーキマーダイモンドの連結タイプも同様です。これらは承知のこととなっているので、特にRepairとは注意されていません。

2011 Tucson Show News No.3

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例年だと1月はまだ寒いことが多いのですが、今日も快晴で暖かな1日でした。


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最近はツーソンに倉庫を借りてる業者も多くなりました。


Cerussite
白鉛鉱 ナミビア ツメブ鉱山産。 
ツメブ鉱山の銘品です。サイズは2cmほどですが、透明度が抜群の完晶(双晶)で、とても美しいです。白鉛鉱は光の分散が大きいため独特の強い輝きがあります。なお温度差にとても弱いので、冬場など冷えている石を暖まった手で持つと割れてしまうことがあり、要注意です。

Benitoite
ベニト石 アメリカ California, San Benito, Gem鉱山
世界でもアメリカでしか採れない高級宝石があります。一つはレッドベリル、もう一つはこのベニト石です。今回ベニト石を専門に扱う人から店は出さないから、ホテルの部屋へ来てくれとツーソン前に連絡がありました。そして今日が約束の日だったのですが、彼の指定したホテルへ行ってみると廃業していてホテルはもぬけの殻でした。携帯に連絡してその後会うことができましたが、彼はホテルを予約していたわけではなく、やはり着いてビックリしたそうです。彼の部屋に滞在中も携帯が鳴りっぱなしで、みなに同じ言い訳をしていました。ところでその廃業したホテルというのが実は数年前までは鉱物業者の最有力な会場だったのですが、最近は会場になってなかったとはいえとても寂しい感じです。


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サンストーン アメリカ Oregon,
このサンストーンもアメリカを代表する宝石の一つです。鉱物種としては灰長石でナトリウムを含みます。曹灰長石 Labradolite(ラブラドライト)の方がわかりやすかったですね。「サンストーン」は宝石名ですが正式な定義があるわけではなく、おおざっぱに言うと赤色の長石となります。長石は種類が多いし、色の原因もオレゴン産のサンストーンは自然銅ですが、他の産地では酸化鉄だったりします。

2011 Tucson Show News No.2

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今日は会場を一通り巡って様子を見てみました。
今週末が正式オープンですが、すでにオープンしている業者は例年より多いようです。
全体の期間があまりにも長いので、数年前に全体の期間を短くしたはずなのですが、フライングする業者が出てくるとなるとまた競争になってしまいますね...

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水晶ブーム発祥の地であるアメリカ アーカンソー州コールマン鉱山のツーソン店です。

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メキシコ・ベラクルーズ産 紫水晶

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マリ産 ぶどう石

2011 Tucson Show News No.1

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昨日ツーソン着いて、いつものアパートに無事入りました。

飛行機はいつもシンガポールとサウスウエストです。
サウスウエストは日本に代理店はありませんが、名前の通りアメリカの南と西地域を飛行しているので、この時期にアメリカ北部をおそう寒波の影響がなく安心です。ロス自体は温暖なので大丈夫ですが、北部から経由してくる飛行機などの場合、出発地の飛行場が凍結で閉鎖するとロスに来られなくなります。同じように北部の飛行場を経由してツーソンに入るのもリスクがあります。

通称ツーソンショーと言っていますが、実はそれぞれ異なった主催による複数のショーがこの時期に開催されます。内容も鉱物、化石、宝石、ビーズ、ジュエリーなど様々ですが、そもそも始まりは一つの小さなミネラルショー(鉱物標本)でした。それが年々規模が大きくなって今では40以上の会場があります。

http://www.tgms.org/
上記アドレスが元祖ツーソンショーで、通称メインショーです。

同じ会場で1週間前に開催する宝石ショー(AGTA)をメインショーと思っている人が多いですが、これは違います。