2011年2月アーカイブ

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ツーソンミネラルショーからの新着品セールを開催します。



期間 3月11日(金) ~ 15日(火)


時間 午前11時より午後8時

但し初日は正午オープン・最終日は午後5時まで

場所 全労済ホール・スペースゼロ JR新宿駅南口より徒歩5分


期間中にご購入いただいた方の中から1名様に「ツーソンミネラルショー2011」の公式ポスターをプレゼント!



12日~14日の期間には会場にて研磨機をご利用できます。



2011 Tucson Show News No.18

ツーソンショーもこれで終わりです。
今回仕入れた標本は全て、3月11日(金)からおこなう新着品セール「ミネラルコレクティング Spring '11」にて一斉に販売いたします。どうぞお楽しみに!



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新着品セール「ミネラルコレクティング Spring '11」でご購入いただいた方の中から「Tucson Gem & Mineral Show 2011」 の公式ポスターを1名様の方に抽選でプレゼント!





最後にサボテンと夕日を見に行って来ました。
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ツーソンニュースを終わります。

2011 Tucson Show News No.17

メインショーの続きです

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世界の様々な水晶を展示してあります。


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黄色水晶


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赤色のファントムクォーツ


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双晶?


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草入り水晶


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ローズクオーツ・フラワー


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プランチェ鉱入り水晶


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アメシストフラワー


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松茸式水晶



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大理石の模様をいかして


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アリゾナ・マンモス鉱山の白鉛鉱結晶


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ジョージアの金ナゲット


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コロラド・スィートホーム鉱山の菱マンガン鉱結晶


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ベスト オブ サムネイルコレクション


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タンザナイト結晶


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フォスフォフィル石結晶


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今年の特別展示の目玉 その1
オーストラリア産金塊 重さ23kg


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カリフォルニアの金結晶


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中国産菱マンガン鉱の巨大結晶


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南アフリカ産菱マンガン鉱の美結晶


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水晶とリチア電気石と曹長石の組み合わせ


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ザンビア産のエメラルド結晶


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白クマ...?


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目玉展示 その2 カリナンブルーダイアネックレス スミソニアン博物館


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2011 Tucson Show News No.16


今日は特別展示の標本を撮影してきました。

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巨大なトルコ石の彫刻品


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インカローズ


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10ドル以下で集めたコレクションシリーズ


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クリソコラ


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透石膏



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リチア電気石


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エルムウッド鉱山の蛍石と方解石


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エルムウッド鉱山 蛍石と方鉛鉱


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約5ctのベニトアイト 


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カリフォルニアのピンクトルマリン特集で結晶と彫刻品


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カリフォルにで新しく産出したリチア輝石の美しい結晶とそのカット石


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Tucson Gem & Mineral Showの公式ポスターに使われた、カリフォルニアのピンクトルマリン結晶


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カリフォルニアのブルートパーズ


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カリフォルニアのスペサルティン


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カリフォルニア・サンディエゴの鉱物特集


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カリフォルニアのリチア輝石


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カリフォルニアのピンクトルマリン


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カリフォルニアのリチア輝石


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カリフォルニアのリチア電気石


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カリフォルニアのリチア電気石



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カリフォルニアの自然金


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カリフォルニアのプラチナナゲット


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カリフォルニアのピンクトルマリン


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カリフォルニアのリチア電気石と水晶の組み合わせ


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カリフォルニアのベニト石


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カリフォルニアの巨大金ナゲット


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カリフォルニア 自然金の美しい結晶


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カリフォルニア産 松茸水晶の巨大結晶


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ブルートパーズ、リチア電気石、水晶、曹長石の組み合わせ カリフォルに産


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黒曜石中のクリストバル石、またその中にある鉄かんらん石結晶 カリフォルニア産


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水晶 双晶 ブラジル


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アリゾナのサムネイルコレクション


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黄鉄鉱の結晶バリエーション


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ベニト石 カリフォルニア


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ベニト石 カリフォルニア



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輝安鉱 市ノ川鉱山特集



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パキスタンのアクアマリン



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パキスタンのヘルデル石、トパーズ、水晶の組み合わせ



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リチア電気石と雲母...これは確か有名な標本なのですが、詳しいことが思い出せません。



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パキスタンのリチア電気石


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パキスタンのアクアマリン、燐灰石、白雲母の組み合わせ





つづく

2011 Tucson Show News No.15

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ツーソンのフィナーレを飾るメインショーが始まりました!
他のショーと違ってメインショーは入場料がかかります。それでも開始前にはかなり長い行列ができるので、人気があることがわかります。また地元の小学校を招待しているようで、先生に引率されて子供たちも大勢入場します。小さい頃から鉱物に興味を持ってもらいたいという事なのでしょう。アリゾナは鉱山で成り立ってきたところなので当然かもしれません。


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レインボーガーネット メキシコ
メキシコ産の標本を手に入れました。1990年頃に採集された物で、非研磨の群晶標本です。その当時には新産出ということで、レインボーガーネットだけを販売している部屋がありました。当然たくさんあった訳ですが、高価だったためサンプルとして数個しか購入しませんでした。そして2~3年後にはなくなって、手に入らなくなったという苦い思い出があります。



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菱マンガン鉱 アメリカ Sweet Home Mine
メインの結晶がきれいで、全体のバランスもいいです。横幅で約5cmあります。



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蛍石 アメリカ Illinois, Cave in Rock
小柄できれいな結晶を数点、入手しました。これもその昔はこれだけを扱っている専門店があって、ごくふつうに手に入る標本だったのですが...。鉱物標本は今までふつうにあった物が、ある時突然手に入らなくなることが多々あるので、難しいです。


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スターマイカ(白雲母) ブラジル
きれいな星形で手頃な結晶がありました。



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針鉄鉱入り紫水晶 ブラジル
昨年はこれの結晶を半分にした物を紹介しました。今年も引き続きと思っていたのですが、残念ながら結晶はもうありませんでした。代わりに研磨用原石で、きれいな部分を小割にした物をいくつか選びました。






2011 Tucson Show News No.14

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荷物を輸送業者に引き渡しました。町中にあるUPS等で送ると送料が莫大なので、貨物専門の業者にいつも頼みます。いつもより少ないかなと思いましたが、重量を量ったら600kgを超えていました。岩石系が多かったのかな?パレット上の似姿を証拠として撮影して、エアウェイビルナンバー(航空貨物の個別番号)をもらえば一安心です。


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ツーソンの会場も残すはメインショーだけですが、メインショー前に帰る人も多く、あちこちの部屋で片付けが始まっていました。日本から来ていた業者さんもほとんどが帰国してしまったようです。確かにスタートからメインショーまで滞在するのは大変なことです。でもメインショーにしかでないディーラーもあるし、メインショーの特別展は素晴らしいし、お勧めなんですが...

2011 Tucson Show News No.13

アリゾナにはたくさんの見所があり、グランドキャニオンやセドナは日本でもよく知られています。他にも珪化木公園やサボテン公園なども有名です。そしてもう一つアリゾナが世界に誇る見所にMeteor Craterがあります。その名の通り隕石が落ちてできた穴ですが、非常に乾燥している場所なので風化せずに形がそのまま残っています。アリゾナの北部にあって南部のツーソンからはちょっと遠いのですが行く価値は十分にあります。早朝出発して通勤ラッシュのフェニックスを通過し、最近人気のセドナを眺めつつさらに北上するとアリゾナで一番高い山サンフランシスコピーク火山の麓にでて、そこから東へ...ちょうどお昼頃に着きました。ちなみにサンフランシスコピークのすぐ北側にはグランドキャニオンがあって、そこからさらに北上し、ホピ族のリザベーションを通過するとモニュメントバレーがあります。

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途中山を二つ越えていきます、一番高いとこで2400mあるので雪もあります。標高が高くなるにつれサボテンは姿を消して、針葉樹が増え景色がすっかり変わりました。

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アリゾナで一番高い山 サンフランシスコピーク(3851m)。サンセットクレーターという噴火口があって観光スポットになっています。またホピ族の聖地でもあります。

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サンフランシスコピークから東へ、地平線へ続く道を少し走ります。

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中央の盛り上がって見えるところが隕石孔です。

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地球のクレーターはどうしても風化等の影響があるため、その状態をきれいに保っている物は少ないです。でもこのアリゾナのクレーターは砂漠の平原にできているため状態がよく、大きさも直径1.2km、深さ170mと目で見るにはちょうど良い大きさです。Arizona Crater で画像検索すると衛星写真が見られます。落ちた隕石は鉄質隕石でクレーターのすぐ横にあるディアブロ渓谷で発見されたことから「キャニオン ディアブロ」という名前がつけられています。クレーター自体には特別な名前はついていませんが、このクレーターの研究に生涯をかけたDaniel Moreau Barringer(1860~1929)氏の名前から通称バリンガークレーターとも呼ばれています。日本ではバリンジャーで通っていますが、バリンジャーだと通じません。また隕石によってできたクレーターとして確認された最初の隕石孔でもあります。

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重量600kgの隕鉄。キャニオンディアブロ隕石からはLonsdaleite、Moissanite、Haxonite、Krinoviteなどの隕石鉱物が新鉱物として発見されています。

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また隕石孔からはふつう地上には存在しないStishovite、Coesiteの2種の新鉱物が発見されています。水晶(SiO2)と同質異像の超高圧鉱物で、衝突時のエネルギーでできたと考えられています。地層で赤い部分は砂岩、白い部分は石灰岩ですが、場所によって衝突時の変成具合が違うようです。ビジターセンター内の博物館に説明がありました。


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地下にあると推測された隕鉄を見つけるために、中央や縁など数カ所がボーリングされていますが結局発見されませんでした。長いもので400mくらい掘ったそうです。当時の技術では大変なことだったと思います。

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キャニオンディアブロを持ってきました。これがこの穴を作った隕鉄の一部ということですね。

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隕石孔のちょうど真ん中に比較対象として等身大の人形があるのですが、縁から見ると点にしか見えないので望遠鏡が備えてあります。

公式サイト↓
http://www.meteorcrater.com/

2011 Tucson Show News No.12

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かわいらしいサボテンですが、このサイズでも成長するのに2~30年はかかるらしいです。市内には大きいサボテンはありませんが、郊外には大きいもので5mを超えるようなものもあって、これが見渡す限り生えている光景は凄く感動します。


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今日はトップディーラーだけが集まっている会場へ、遅ればせながら行ってきました。ここでまさに桁違いの標本が見られるわけですが、別世界ですね...。



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アパートのリビングです。これからがんばって標本の整理をしようと思いつつ、どこから手をつけていいのやら途方に暮れてます...

2011 Tucson Show News No.11

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今日は暖かさが戻ってきてだいぶすごしやすくなりました。もしかしたら最低気温の記録かもしれませんね。もう20年位になりますが、いつもだいたいはすごしやすいです。でも過去には雪が降ったこともあったし、大雨でいつもは水が流れていない川が増水して橋が流された事もあったし、会場の巨大テントが風で倒れたこともあったし...数年に一度は自然の驚異があるようです。そもそも砂漠の真ん中にある町なので、天候の変動をダイレクトに受けてしまうのかもしれません。写真はダウンタウンにあるビルで、水晶をイメージした形になっています。




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とあるディラーの入り口...ツーソンのお店は鉱物屋に限らず、レストランでも窓がないところが結構あります。セキュリティーの関係なのかもしれません。でも日本人の感覚からすると入るのには勇気が必要です。




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そして中はこんな感じです。




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ツール、素材関係の有名なお店です。写真ではなかなかいい感じですが、実際はかなり寂れてます。やってないような暗さだし、知らないと中に入るには勇気が必要です。こちらで会う日本の人には大抵勧めるんですが、やっぱり外観を見るとなかなか入れないようです。店内はふつうなんですけどね...。今日は隕石専用のカッターブレードを買いました。大抵の隕石には鉄が入っているためふつうのダイアモンドブレードを使うとダイアモンドがダメになってしまうため、専用の物を使います。




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鍾乳パール イギリス
CaCO3で、たぶん霰石でしょうか。鍾乳洞で水流のあるところの窪みにできるようです。






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ゴシェナイト ブラジル産
無色のBeryl(緑柱石)のことを宝石名でゴシェナイトと言います。ゴシェナイトには2タイプあって、もともとアクアマリンかモルガナイトだったのが日光で退色したものと、はじめから無色のものと...。ゴシェナイト(モルガナイトも)には希元素のセシウムが入っていることがあるので、要チェックです。ところで写真のものは、もともと六角柱だった結晶が自然にエッチングされて、このような複雑な多面体になっています。






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ユークレース ブラジル
このブラジル産の標本は、流通量が減っていて手に入れにくくなりました。今回も残念ながら数個しかありません。楽しい鉱物図鑑でも紹介しているような、水晶に付くきれいなのがほしいとは思うんですが...。





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デクレスピグニー石 オーストラリア Paratoo copper鉱山
鮮明な水色が特徴の希土類鉱物(2002年登録)で、イットリウムを30%も含む特殊なものです。産地も今のところ、この原産地しか報告がありません。




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ダンブリ石 メキシコ
ダンブリ石の群晶標本を少し入手しました。メキシコのダンブリ石は結晶が立派なわりに安価なので人気がありますが、群晶タイプは流通量が少ないので希少です。実は、ダンブリ石の結晶はほとんどが方解石に埋もれているため、この方解石を酸で溶かしで出してあります。そのため接着剤の役割をしていた方解石がなくなるので、群晶も崩れてしまうのです。




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紅柱石 ブラジル産
紅柱石は藍晶石と同質異像(成分が同じで結晶形が異なる)の関係にあります。和名はどちらも色に因んでますが、藍晶石は数年前にオレンジ色の物が見つかったし、紅柱石も必ずしも赤くはありません。写真は同じ石を違う方向から撮影してます。色で名前が区別される宝石と違って、鉱物名で色の名前をつけると後で予想に反する色が発見されたりして問題になります。緑柱石とか...。ところで紅柱石自体は珍しくないですが、透明な結晶の場合は強い多色性を確認できます。








2011 Tucson Show News No.10

今日はニューヨーク・ハーキマーとスリーピングビューティー・ターコイズの直営店がそれぞれオープンしました。

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ハーキマーダイモンド アメリカ New York
ニューヨークのハーキマー(地名)で採れることから「ハーキマーダイモンド」とよばれている水晶です。透明度が高いものはキラキラと輝きダイアモンドを連想させます。今回はハーキマー産特有の結晶が複数連なっているタイプを中心に入手しました。このツーソン用に用意した新物とのことで、グレードの高い結晶が多かったです。少し前にも書きましたがハーキマーの連結タイプは、ほぼ全てが補修品になります。ハーキマーの母岩は大変堅いため、この岩石を割るときに連結が必ず外れてしまうのです。なのでこれは承知の事実とされており明記されていません。肉眼ではわかりませんが、ルーペ等で拡大してみると接着の痕跡が見つけられると思います。でも中には連結が外れなかった結晶もあることはあるので、それはかなり貴重です(接触部が大きいものなど)。いずれにしても補修されなければこの素晴らしい標本を見ることはできな訳で、あまり補修にはこだわらず、その美しさを堪能した方が良いと思います。接着剤が汚くはみ出ているのは困りますが...

それからパキスタンなど他の国からも同様の結晶が最近は見つかっていますが、これらを「ハーキマー」とするのは間違いです。産地特有の名前なのですから...誰でも地元の特産品の名前を他で使われたら困りますよね。




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トルコ石 アメリカ Arizona, Sleeping Beauty
銅の多いアリゾナには、トルコ石の産地もたくさんあります、その中でもKingmanとこのSleeping Beautyは規模の大きい鉱山です。どちらも良質のトルコ石が産出し、樹脂処理されていない自然の標本も手に入ります。昨年はキングマンで研磨用の樹脂処理品を入手しましたが、今年はスリーピングビューティーで処理前の品を入手しました。

ところでアリゾナは銀の産出も多いのですが、この2種がなかったら、この地域の先住民族による有名なターコイズとシルバーのアクセサリーは生まれなかったということですね。







2011 Tucson Show News No.9

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快晴なのですが、今日はものすごく寒いです。アメリカに大寒波が襲来しているようで、ツーソンの気温も最低が-7度、最高でも3度と外にいるのはかなり辛くなりました。具合が悪くなっても困るので、今日は早々にアパートへ帰りました。ところで南にあるツーソンでこの気温ですが、北部はかなり大変なことになっているようです。こうなると北部の空港を利用(経由を含む)する飛行機は全て飛べなくなります。ツーソンから日本に帰る便に乗れなくなる人がいるかもしれません。
CNNニュース↓
http://www.cnn.com/video/#/video/weather/2011/02/02/natpkg.winter.weather.cnn?hpt=C2



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マダガスカルの水晶 
この水晶の分離単結晶はよく見ますが、全体像はこんな感じです(写真のみ)。



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コンベンションセンターでおこなわれている宝石会場へ行きました。写真はそこにあった特別展示の作品ですが、たんぽぽという発想はすごいですね。驚きました。種の部分は毛が銀、その軸が金、中央の点がダイアモンドでできているようです。


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この作品も仕上がりが素晴らしかったです。これはアリスに出てくる芋虫ですよね?
石と関係なくてすみません...



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ロードナイト(バラ輝石) ブラジル産
美しい劈開片です。特に左端の透明度が抜群でファセット用原石として購入しました。ロードナイトは硬度があるわりに劈開が強いのでカットが凄く難しい石です。市場でもファセットされた石は少し見かけますが、カットレベルの高い石はありません。ですのでロードナイトのキズなしでシャープにカットされた石があればかなり貴重です。




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さてこれはなんでしょう?


トルマリン(ウォーターメロン)ではありません。


チベット産の中性長石とのことで、銅のインクルージョンで色がついています。つまりサンストーンです。オレゴンのサンストーンでも緑が入るものはありますが、これだけはっきりしたものは見たことがありません。沢山ほしかったですがなかなか高価だし、もっと安く手に入るはずと思いつつ、でも手に入らないと後悔するし...とりあえず3点だけですが思わず買ってしまいました。



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ベニトアイト アメリカ California
石の質、カットグレードの高い石を選びました。



2011 Tucson Show News No.8

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今日はやや雲が多く、風も吹いて肌寒かったです。
テントで販売している人たちは寒くて辛そうでした。



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バラ輝石 ペルー産
バラ輝石(ロードナイト)自体はそれほど希な鉱物ではありませんが、結晶となるとかなり希です。この標本は薄板状の結晶が集合していてとてもきれいです。



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コルネ石 コンゴ Katganga
コンゴの南に位置するKatanga地方は銅が豊富で、クリソコラやクジャク石をはじめ様々な銅の鉱物が大量に産出しています。その中でもコルネ石は鮮明な青色が美しい鉱物ですが、結晶を顕微鏡で見た時の素晴らしさは格別です。



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オパール オーストラリア産
褐鉄鉱中に脈になっているオパールです。脈が薄いためソリッドオパールと違って母岩を含めて研磨するので、ボルダー(母岩)オパールとよばれています。母岩が褐色なので色の発色が良く価格のわりに高級感があります。天然ダブレットということですね。




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アメリカの研磨機メーカDiamond Pacificのグラインダーです。既に会社にもありますが、それはホイールの直径が6インチと運ぶのが大変な大型の機械なので、セール会場などでも体験ができるように、同じシリーズで一番小型(直径2インチ)のモデルを今回購入しました。本機は設置面積がほぼA4サイズで持ち運びが簡単なうえに、ダイアモンドカッターも装着できるので、この一台でトリミングからファイナルポリッシュまで全て可能になっています。それでいて価格は現在のレートで12万円程なのでとても安いです。今度の新着品セールの会場で使用できるようにしたいと思いますので、お持ちの原石など研磨してみたい方はどうぞ試してみてください(初日の混雑時を除く)。



2011 Tucson Show News No.7

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フッ素リヒター閃石 カナダ産
14年ほど前に採集された標本で母岩付きのシャープな結晶です。


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サファイア ナイジェリア産
透明度が高い六角柱の美しい結晶です。普通ならカットされるところですが、実はブルーのカラーゾーンはかなり偏っていて全体的にはカラーレスです、また内部には明瞭なクラックも見られるのでカットできなかったのでしょう。とは言っても、このような美しい結晶はふつうには流通していないので、なかなか見ることはできません。

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胆礬 チリ Chuquicamata鉱山
ラベルに原産地とありましたが、おそらく本鉱は遙か昔から認識されていたと思われ、チリが原産地という扱いは難しいような気がします。現在確認できている一番古い文献(1853年)がチリなのでしょう。それにしてもこの標本の色はよくある濃い青色ではなく、ずいぶんさわやかな色合いです。


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バーガー電気石 メキシコ産 San Luis Potosí, Mexquitic (原産地)
1966年発見の珍しい電気石で鉄電気石と成分は近いですが、世界中にある鉄電気石と違って、報告がある産地は数カ所しかありません。



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鋭錐石付き水晶 ノルウェー産
鋭錐石と水晶の組み合わせはよくある組み合わせで珍しくはありませんが、ノルウェー産のものは美しいことで有名です。




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紅水晶 ブラジル産
最近は流通がかなり減ってきていて、良い結晶を見つけるのがなかなか難しくなってきました。昔はたくさんあったと思うのですが...



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黄鉄鉱入り水晶 アメリカ California
水晶は長さ数cmと大きくないですが、形の良い黄鉄鉱が入っています。
マクロでアップするといい感じです。



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プラチナ アメリカ California
市場で流通しているプラチナというとロシア産が一般的で、このカリフォルニア産はちょっと珍しいです(大きさ約1cm)。
ところで、鉱物コレクターと砂金(砂白金を含む)コレクターは一線を画すような気がします。鉱物コレクターは砂金を集めないし、砂金コレクターは鉱物を集めない...そんなことないでしょうか? どうでしょう? 熱心な砂金採集コレクターには全都道府県制覇をもくろんでいる人も少なくありません。さらには白金も目指すようです。ただ砂金はまだしも砂白金は肉眼鑑定ができないので、たまに元素分析の依頼があります。ただ標本の大きさが針の太さくらいしかないことがほとんどで、コレクター魂の凄さを感じます。
ふつうの鉱物標本と違って砂金(標本としての)は金相場とともに値段が変わります。当然ですが現在、金相場(プラチナも)はこの数年上昇しつづけています、昨年の価格で今年は買えなくなっており、来年はさらに今年の価格で買えなくなる勢いです。そのせいか毎年、ツーソンで仕入れるパンニング皿は100枚ですが、これが夏前にはなくなってしまいます。日本のどこかの川でプチゴールドラッシュでも起きているのでしょうか。


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レインボーガーネット アメリカ Newmexico
昨年に引き続き入手しました。昨年はトップクラスものばかりでしたが、今回は価格的にかなり手頃な未研磨結晶を中心に入手しました。安価未研磨品なのでレインボーを美しく見るには光加減と方向にコツがありますが、あえばばっちりです。
ところでこのレインボーガーネットを扱っている業者は、昨年は会場代が高いと言って、会場とは関係ないオートキャンプ場でキャンプしながらキャンピングカーで販売していたのですが、今年はちゃんと会場に出店していました。当然知らない人は誰もたどり着けないというか、存在すらわからないのですから売れませんよね...