2011年11月アーカイブ

アホー石入り水晶

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 ミュンヘンショーで仕入れた、南アフリカのアホー石入り水晶の新しいタイプの標本です。水晶をアホー石を含むカルセドニーが覆っていると思われましたが、蛍光性をチェックしてみると緑色に蛍光するため、カルセドニーではなく玉滴石(オパールの一種)的なものかも知れません。これは元素分析(EDX)では区別ができないので、粉末回折(XRD)をする必要があります。

水晶 Quartz

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スイス アルプス産

 水晶の双晶には全部で十数種の種類が確認されており、その中でも日本式双晶は有名です。写真の結晶は二つの結晶がV字型に結合しいかにも双晶という感じですが、結晶の先端が先細りのため面や角度の確認ができません。一応角度を合わせてみると50度を切るくらいであり、候補としては48.54度のブライトハウプト石双晶でしょうか。標本は2点あり、どちらも面の向きや角度が同様なのでたぶん大丈夫だと思います。ただ科学的な証明はむずかしいです。

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 ミュンヘンショーは昨日で終了し、今日は市内を散策しました。気温が5~10度くらいで、街路樹の紅葉がきれいでした。ミュンヘンには様々な博物館があり、鉱物博物館もあるのですが、月曜日はどこも休館日なので、なかなか見られる機会がありません。

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 市内広場にある有名な時計台です。ちょうど正午でカラクリを見ることができました。

今回のミュンヘンショーからの1点ものを少し紹介したいと思います。

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 シャッターカイト・水晶 ナミビア産
シャッターカイトのボールが水晶中にインクルージョンとして入っています。

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水晶 ナミビア産
 こちらは水晶のきれいな単結晶に翠銅鉱とシャッターカイトが入っています。

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スペリー鉱 ロシア産
 プラチナの砒化鉱物で希産ですがロシアの特産品です。写真の品以外にもきれいな結晶があります。

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硫酸鉛鉱 モロッコ産
 昔はきれいな結晶がたくさんあったのですが、今では滅多に手に入りません。

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藍銅鉱 ツメブ鉱山産
 これも今となっては滅多に手に入らない標本です。強い光に透かすと写真のように透明感があってきれいです。


ここからは複数ある標本です。

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水晶 パキスタン産
 透明度抜群の単結晶です。このパキスタン産の他にもアルプス産の美しい水晶が多数あります。

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トルコ石 カザフスタン産
 
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翠銅鉱 カザフスタン産
 翠銅鉱としてはかなり大きな単結晶です。
 

ミュンヘンショーニュースはこれで終わります。
今回仕入れた標本は23日からの新着品セールにて一斉に販売します。
なお、新着品の詳しい内容はサイトにて順次紹介して行く予定ですので、どうぞお楽しみに!