2013 Tucson Show News No.7


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 今日は宝石関係の大きな会場が二つ同時にオープンしました。この二つの会場は別々の主催で行われているのですが、ダウンタウン近くの道路を挟んで向かい合って開催されています。片方は立派なコンベンションセンター(写真下)で、もう一方は仮設の超巨大テント(写真上)。どちらもディーラー専用(業者登録が必要)なので、一般の入場はできません。高級感があって立派なのはコンベンションセンターの会場なのですが、入場者が多いのは仮設テントの会場の方です。ただどちらも数年前までは初日の入場は行列が長くて入るまでに時間がかかっていたのが、今日はビックリするくらいすんなり入れました。これも不況の影響でしょうか?ちなみにツーソンで伝統的に開催されていた宝石ショーはこのいずれでもなく、現在は郊外に移転しています。



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含銅アダム鉱 メキシコ
 Ojuelaのアダム鉱は黄色が圧倒的に多いですが、青緑、ピンクなどもあります。色彩的に黄色よりも美しいですが、紫外線で蛍光することはありません。なお青緑は銅、ピンクはマンガンによる発色とされています。写真の色を上手く合わせられませんでした。



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ユークレース ブラジル
 ファセットカット可能な両先端がある結晶です!カット用原石の専門店に一つだけあったのですが、両先端がある結晶は初めて見ました。ただ残念なのは詳しい産地が不明なことです。ミナスジェライスのどこかではあるのですが....残念です。1点



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オパール オーストラリア
 ライトニングリッジの有名なブラックオパールです。ここ数年エチオピア産が多かったので、久しぶりに選んでみました。エチオピア産はオーストラリア産と同様にきれいですが、吸水性がとても高く、季節に(湿度)よっても透明度が変わり、場合によっては割れてしまいます。良く乾燥させたものは大丈夫だと思っている人が多いようですが、吸水性は失われないので関係ありません。だからこそオーストラリア産のように美しくても桁違いに安いのです。今回選んだオーストラリア産は宝飾に不向きな規格外のもので、標本用としては安価でありがたいです。



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モリブデン鉛鉱 メキシコ
 この数年この産地からはモリブデン鉛鉱の良品がコンスタントに産出していています。おかげで本来は高価な標本なのですが、今のところ手ごろな価格で手に入ります。



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灰れん石 タンザニア
 タンザニアのメレラニ鉱山は世界中で流通しているタンザナイト(宝石)の産出地であります。タンザナイトは青色の灰れん石(Zoisite)に付けた宝石名ですが、希にピンク色のものも産出し「ピンク・タンザナイト」と呼んでいたりします。今回入手した結晶は大変美しいのですが、残念ながら頭の反対側が欠けています。1点