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Euro Mineral Show 番外編

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ペンタゴン石 インド
 この標本はよく見かけると思いますが、これはペンタゴン石の結晶を母岩に接着したフェイク標本です。ぱっと見は自然の標本となんら変わりがないように見えますが、よく見ると青い結晶の周りに接着剤によるシミがあります。またルーペで拡大して見ると結晶が母岩にかんでいません。さらににおいを嗅いでみるとフルーツのようなにおいまでします。
 このフェイク標本は自然の標本の中に結構な割合で混じっているので、購入するときにはは必ず一つ一つ確認しています。次回の新着品セールで展示しますので見本としてぜひ見てみてください。

丸いのは?

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 インドの丸い蛍石です。数年ほど前から出回るようになって人気があります。ミュンヘンショーの初日に見つけて、購入しようと思いましたが、価格が少し高めだったので見送りました。最終日にもう一度行ってみると、テーブルにいっぱいあったのがだいぶ減っていました。それでもいくつか購入しようと思い、よく見てみるとどうも細かい線が無数に付いています!? ...つまりこれは削って形を整えたFake標本です。もちろん自然のものもあり混じって売られていますが、本当に困ります。鉱物標本の世界ではくっつけたり、削ったりしないというのが大前提だったのですが、昔と今は違うようで、いちいち気をつけなければならず大変です。写真は見本用に一つだけ購入しておきました。

トパーズ

 最近、青や緑、黄色に色づけした水晶のカット石をトパーズとして販売しているケースが多いようです。特にインド系などで、小皿にルースをざらっと入れて販売している所は要注意です。先日おこなわれた東京国際ミネラルフェアでも問題になっていました。標本と違って、カット石の場合は本物かどうかの確認がその場では困難なため問題は深刻です。またレアストーンのカット石も本物かどうか未確認で販売されているケースがありますので、これも注意が必要です。

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 本品はグラウベル石の仮晶で方解石ですが、この表面にある緑色は人工的に硫酸銅に浸して変化させたものです。

産地 アメリカ Arizona産

蛍石ではあるけれど

 ミュンヘンショーの会場で見かけたFakeを紹介します。

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 5角12面体に成形したのを酸処理して表面を自然な風合いに仕上げています。
しかし縞の入り方があきらかにおかしいです。


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 これはかなり良くできていていかにも本物らしくみえますが、よく見ると表面に削った跡と上記と同じ酸処理の跡があるので作り物でだと思います。いずれも中国産で蛍石に違いはありませんが、形は人工的に作ったものです。

 この他にも今話題のナミビア産セプターフローライトをやはり削りだして作ったものがありました。

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 今日は初日でしたが、例年よりは人が少ないように感じました。それでも会場は熱気ムンムンで暑かったです。

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 パキスタンのトパーズですが、本品は放射線処理をされています。色が不自然に濃いのが特徴ですが、水晶を伴っている場合には水晶が黒水晶(不透明)になっています。このことをきちんと説明して販売している業者もありますが、残念ながら販売している本人も知らない場合の方が多いようです。

 

Hiroki H.